衛武営芸術文化園区・公共事業プロジェクトは、高雄市鳳山区衛武営に位置する都会公園、芸術センターと特定の商業エリアの3個所の共同構築となる、新規開発による総合的な文化・パフォーマンス施設であり、芸術センターは新10大建設の一環となります。衛武営芸術文化センターは、園区の10ヘクタールをカバーしています。このプロジェクトの位置づけは「南部両庁院(両ホール)」となります。台湾南部初の国家クラスのアートパフォーマンスホールであるだけでなく、中華民国政府による、国立中正文化ホールの完工以来最大の、芸術文化に投資した建設事業となります。
オランダの建築士Francine Houben 氏のデザインにより、2014年の完工と使用開始を予定しています。本計画の主体となる施設には、シアター (2,260席)、音楽ホール(2,000席)、中劇場(1,254席)、演奏ホール(470席)、テラス劇場、駐車場と関連する公共施設のスペースが計画されています。
Francine Houben 氏は衛武営にあるガジュマルの林から、オーガニックなデザイン手法を考え出しました。老木が造り出す正と負のスペースを、通り抜けの空間デザインに反映し、外観上では、不規則な自由曲面によりガジュマルの林のスペース感を表現しています。材質の上では、金属曲面の屋根、カーテンウォールと船殻のスチール製の表皮など金属加工品が使用しされています。内部のパフォーマンス空間には箱の中の箱 、GRG反射天井、防音密閉空間 の特殊なリクエストなどがあり、機械・電気、空調システムと舞台設備の関連メーカーとの衝突と検討を、作業プロセスのシュミレーションで補助しました。このプロジェクトの造形の特殊さ、作業項目の煩雑さ、それぞれの標準との衝突と作業工程の順序の複雑さにより、建国ではBIMシステムを導入したのです。BIMシステムによりプロジェクトの進行と作業工程の検討を助け、システムを統合し、特殊な曲面の施工ポジションと作業方法の検討、仮設工程計画と作業安全モニタリングなど、すべてにおいて素晴らしい成果を挙げることとなりました。